ある意味、2000万円問題

マイナー外科医です。個人的に当直・オンコール尽くしで激動の1週間がようやく終わろうとしています。長かった・・。

後輩の同僚から相談を受けた内容がタイトル通りだったので、ちょっと記事にしてみました。

医者同士で結婚

専業主婦と結婚したマイナー外科医と違い、夫婦ともども医者という激パワーカップルの同僚。多少の浪費など、ものともしない家計の完成です。羨ましい。

結婚時に2人そろって新車で外車を購入し、市内中心部にタワマン上層階を購入したとのこと。車とマンションが、というよりその無尽蔵にみえるお金。羨ましい。

両親も開業医の為、親から多額の援助もありお金にはほぼ困っておらず、「はした金」の当直代より家に帰る時間の方がほしいと。恨めしい。美男美女なのがさらに・・。

話がずれましたが、医者-医者の結婚は医者-看護師の次くらいによく見かけるパターンです。ダブルインカムの恩恵はすさまじく、皆羽振りがいいです。収入・支出を気にする人はあまりいない印象です。

もしそんな夫婦が本気で資産形成に取り組めば、あっという間に富裕層に到達するでしょうね。だって、片方の給与で十分すぎるほど暮らしていけますし。というよりすでに生まれたときから富裕層?

そんな同僚から資産運用について相談です。

「向こうの親から結婚祝いで2000万円貰ったんですけど、どうしたらいいですかね?」

イヤミか貴様ッッ!!

こっちは生活防衛費含めてようやく2000万円超なのに。

2000万円の運用法

軽くマイナー外科医の現運用資産額を超える額をポンっとプレゼントされるという恐ろしい事態。が、心を務めて冷静に保ちました。

たぶん譲渡所得税がかかってるんでしょうけど、優秀な税理士もついてるだろうしそこについては割愛。純粋に2000万円の運用について考えてみました。

なお、今まで貯金額をあまり見たことないようですが給料のほとんどは残らないとのことです。

  • ①2人とも医者のパワーカップル
  • ②2人の両親も資産家(医者)
  • ③仕事を辞める気は今のところ全くなし
  • ④まだ子供なし
  • ⑤持ち家あり(ローン残高はほとんど無いレベル)
  • ⑥変額保険に月60000円超 すでに500万円ほど支払っており今の返礼率は60%程度
  • ⑦投資に興味はあるがめんどくさいのは嫌
  • 現金2000万円の入金⇐NEW!!

なんだ、これ。

⑥以外無敵やん。書いてて空しくなってきました。逆に⑥の存在がとても可愛くなりますね。

もう相談とかいらないレベル。iDeCoや積立NISAの額なんてどうでもいいくらい。また共働きで、もしもの時は親の援助も期待できるため生活防衛費はほぼいらないですね。ほんとなぜ保険に入ったの??

素直に、S&P500や全世界株式連動の投資信託か、バランス型(株式6~7:債券3~4)等の投資信託を1、2年程度かけて均等に買付したらいいんじゃない?、保険も見直しした方がいいんじゃない?と伝えました(若干投げやり)。

2年間で2000万円を定額買付するなら月々83万円の買付。えげつない・・。

代々引き継いだ資産

説明に納得したくれたようで、もともとある大手ネット証券会社で投資信託買付するのを妻に提案してみます、と。

しかし、その後話を聞いてみるとその2000万円は曾祖父位から代々手を付けずに、少しずつ継ぎ足ししながら結婚時に子孫へ渡しているお金であったとのこと。まるで秘伝のタレ。

そんな大事なお金を投資に使うなんて!!、と無事却下され、また保険は見直したようですが払済保険になったようです。

しかし、結婚の度に子孫に渡るということは、曾祖父の代からあれば1世代25年として75年以上?ちょうど戦後の期間ですね。子孫の為に資産を残すということは素晴らしいことだと思います。

ただ、投資を始めている人からすれば、そんな長期間にわたる「現金」がどれほどリスクが高いかご存じですよね。インフレによる価値の減弱です。

インフレで現金の価値は減弱する

下はジェレミー・シーゲル教授の『株式投資の未来』ででてくる有名なグラフです。1802年の1ドルを基準とした各クラスにおける価値の推移を見ています。200年の間で現金の価値は0.05ドル、つまり1/20にまで価値が目減りしています。

毎年1.4%ずつ現金の価値が下がっている(=1.4%のインフレがおこっている)ということですね。

反対に株式クラスは毎年平均6.6%のリターンで、704997ドルと凄まじい増加を見せています。10~20年では株式を凌駕する資産クラスもありますが、超長期なら株が圧倒的なリターンを誇ります。

日本の場合も、日本銀行のホームページを参考にしてみると、

昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか? : 日本銀行 Bank of Japan

統計がある1947年の消費者物価指数が5.4に対し、72年後の2019年には102.3とおよそ18.9倍になっています。75年間で考えれば20倍と考えていいでしょう。逆に考えれば価値は1/20になってしまっています。

消費者物価指数:全国の世帯が購入する財やサービスの価格の平均的な変動を測定するもの

1990年代後半~2013年頃まではかなりデフレでした。その後始まったアベノミクスは2%のインフレを目標にしており、達成はできませんでしたが一定の効果はありましたね。

今の30~40代前後はデフレの時期に学生~新入社員となっているので、現金の価値が減っているというのは自覚しにくいかもしれませんが、世界経済が発展するにつれてインフレが起こるのはむしろ自然なことです。

ちなみにもし初期投資200万円、以後毎月2万円×75年間、つまり計2000万円を6.6%のリターンがあった米国株に投資していれば。計算式は省きますが約7億円になります。「積立 複利 計算」で検索してください。

えげつないですね。よっぽど子孫の為の資産になっていたようです。

まとめ

数十年にわたる長期の運用なら、高リターンが期待できる株式に投資しましょう。報われる可能性が一番高い資産クラスです。

いや、ほんと単純に羨ましい。

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